電子書籍は万能なアイテムではありません。
確かに紙の本と比べて重くもないし、何冊買っても部屋のスペースを占拠しないです。
ただ状況によっては電子書籍はやめたほうがいい場合もあるんですね。
- 電子書籍を辞めた方がいい状況
- 逆にやめる必要がない状況
- 紙か電子書籍かどちらか迷うときの選び方
紙と電子書籍のどちらかを迷ったら、買いたい本を読むシチュエーションをイメージしましょう。
そうすればどちらを選んだ方が後悔しないか、その決断がしやすくなりますよ。
電子書籍をやめたほうがいいケース【お金】
電子書籍はクーポンなどを使えば紙の書籍より安く購入できます。
ただ”読んだら売りたい派”の人にとっては電子書籍が合わない場合があるんですね。
① 本は読んだらすぐ売りたい

電子書籍は本を読む権利を購入しています。
なので電子書籍では所有権がないんですね。
買った本を誰かに譲ったり、友人に読ませてあげるのもダメ。
紙の本であれば不要になれば、売ったり譲ったりすることができます。
電子書籍はそういった行為ができません。
② お得だからとつい課金しすぎる
電子書籍では半額クーポンなども頻繁に発行されます。
紙の書籍と比べても安いし、そこからさらに半額になれば超お得。
出費を抑えたい人にとっては電子書籍の方がおすすめです。
ただお得だからと課金しすぎるような浪費癖がある人は要注意。
タップ1つで購入できる気軽さもあるため、ついつい買いすぎてしまうんですね。
この場合は紙の書籍と同じように試し読みをしましょう。
漫画アプリであれば何話分も無料で読めたりしますよ。
③ 好きなときに好きなだけ買いたい
紙の書籍は基本的に定価での販売になるので、欲しいときに買えます。
電子書籍も本屋に行く手間はないし、売り切れの心配がないのもメリット。
ただ電子書籍だとクーポンやキャンペーンなど安くなるタイミングが気になるんですね。
お得に買いたいからとクーポン発行まで待つと、欲しいタイミングで買えないときがあります。
“お得さ”を優先するあまり、買うのを我慢する時期が何日か出てしまうのはデメリットでしょう。
- 読んだあとは本を売りたい
- つい課金する浪費癖がある
- キャンペーンなど時期を気にせず買いたい
電子書籍をやめた方がいいケース【目的】
次は本を読む目的で、電子書籍が合わないケースを見ていきましょう。
勉強など集中して本を読むときは、紙の書籍の方が相性が良い場合があります。
① 勉強などインプットは紙の書籍が良い

記憶に定着しやすいのは電子書籍より紙と言われています。
紙の質感だったり、ページをめくるなど五感を使って覚えられるからですね。
また勉強だと付箋やメモ書きも紙の方がしやすいです。
なので受験勉強や資格の勉強だどは電子書籍より紙がおすすめ。
電子書籍はキーワード検索などができるので、語句説明などでは使いやすいですよ。
② 大好きな作品をじっくり読みたい
小説やマンガなど大好きなシリーズに関しても紙がおすすめ。
電子書籍より紙の書籍の方が没入しやすいからですね。
文章を集中して読んで頭の中でイメージを膨らませるには紙の書籍が向いています。
電子書籍が向いているのはスキマ時間に手軽に読むなどの”使いやすさ”。
時間をとって、趣味としてじっくり読みたい場合は紙の書籍がおすすめ。
③ 大好きな作品をコレクションしたい
大好きな作品であれば、コレクション欲も出てくるかもしれません。
そんなときに満たされるのは紙の書籍です。
読めたら良い、必要な情報だけ欲しいという場合は電子書籍がおすすめ。
ただ所有することで満足感を得られるなら、紙の書籍が良いでしょう。
漫画やハリーポッターの小説などがこの例に当てはまります。
本棚に揃えるだけで心がワクワクするような感覚があるなら紙の書籍で買った方がいいですね。
- 勉強したいとき
- 大好きな世界観に没入したい
- コレクションしたい
電子書籍をやめた方がいいケース【状況】
ある特定の状況であるときも、電子書籍が向いていない場合があります。
あなたの得意不得意だったり、本を読むシチュエーションを思い出してみましょう。
① 目の刺激に弱い体質なら紙がおすすめ

光の刺激に弱い体質なら紙の書籍がおすすめです。
ブルーライトで目が痛くなったり、夜に寝れなくなるタイプですね。
もともと視力が悪い人も、端末をじっと見る時間を増やしてしまうので電子書籍は辞めた方がいいです。
スキマ時間に気軽に読み飛ばすくらいなら問題はありません。
ただまとまった時間、じっくりと読み進めていくなら目の負担は大きくなります。
目が疲れやすい体質であれば、紙の書籍のほうがインプットしやすいですよ。
② ネットが苦手だとリスクがある?
ネットが特別に苦手な場合も電子書籍は向きません。
電子書籍は便利なツールですが、ネットリテラシーも必要になります。
例えば通信環境を整えないと閲覧できないとか。
ダウンロードしてオフラインで読めますが、こういったことも知っていないとできないですよね。
本棚を整理したり、お気に入り登録を使うなども最低限、ネットに慣れていないとできません。
もし電子書籍のサービスが終了したら、別サービスへの引き継ぎが必要なケースもあります。
ネットへの苦手意識が強いと、1つの動作をするのに誰かに聞いたり調べないといけない。
不要なストレスをかかえることになるので、普段から苦手意識があるなら紙の書籍を使った方がスムーズに本を読むことができます。
③ 電子書籍で買えない本がある
地域性が高い本だったり、昔の本が好きな人も注意が必要。
なぜなら全ての本が電子書籍に対応しているわけではないからです。
翻訳されていない英語の書籍なども、紙でしか買えない場合があります。
もともと読みたいジャンルがニッチな場合は、事前に電子書籍に対応しているか確かめましょう。
Amazonや楽天koboなど電子書籍はいろいろありますが、対応しているジャンルにはバラつきがあります。
あなたが興味があるジャンルの電子書籍に対応しているサービスを選ぶことをおすすめします。
- 目が悪い【疲れやすい】
- ネットが苦手だとリスクがある
- 電子書籍で買えない
電子書籍をやめる必要はないケース
最後は逆に電子書籍を辞める必要がないケースを見ていきます。
私も紙と電子書籍を使い分けていますが、迷っているなら使い分けがおすすめ。
無理に”紙だけ”とか、”電子書籍だけ”にする必要はありませんよ。
① 電子書籍のサービス終了リスクはない?

紙の本は買ってしまえば、その書籍はあなたのもの。
出版社が倒産しても、その本はあなたのものです。
ただ電子書籍サービスは倒産してサービスが終われば使えなくなりますよね。
せっかく買った本が読めなくなるのではと不安に思う人も多いです。
でも実はこのサービス終了リスクはほとんど0となっているんですね。
例えば過去にサービス終了した電子書籍サイトは数多くあります。
でもそれらのサービスは、過去の購入者に次のような対応をしました。
- 購入分をポイントで返金
- 別サービスへの引き継ぎ
- 購入した書籍のみ閲覧が今後も可能
買った書籍がそのまま読めなくなるという対応ではありません。
何らかの形で購入した書籍を今後も読めるように配慮してくれています。
なのでサービス終了リスクはないと考えて良いでしょう。
② 電子書籍で読まなくなった作品は捨てられない?
不要になった本は捨てられない
紙の書籍は売るなり譲るなり捨てることができます。
でも電子書籍は不要になっても捨てられないですよね。
そこに不便を感じることもあるかもしれません。
そもそも紙と電子書籍では購入しているものが違います。
紙は書籍を購入していますが、電子書籍で買っているのは読む権利。
なので不要になってからといって捨てることができないんですね。
不要になったら本棚から削除すればいいだけ。
また読みたくなったら再ダウンロードして閲覧することもできます。
読む権利だけ持っているので、紙の本のように劣化したり買い直す必要もなし。
③ ほとんどの人は使い分けをしている

紙と電子書籍のどちらにしようか…
このように迷うかもしれませんが、ほとんどの人は使い分けをしています。
例えば試しに読んでみたい場合は、クーポンなどで安く電子書籍で購入。
お気に入りの小説やマンガはコレクション目的で単行本を買うなど。
あとはマンガは電子書籍にして、勉強は紙の書籍と分けるのも良いですね。
最近は電子書籍で本を買う人は増えていますが、それでも紙で買うケースはあります。
どちらか1つで悩むのではなく、状況に応じて使い分けをしてきましょう。
- サービス終了リスクは0に近い
- 読まない本は放置すればいい
- 紙と電子書籍の両方を使うのが合理的
電子書籍をやめたほうがいいケースはある!普段の書籍の読み方を思い出そう
電子書籍派の人は増えていますが、それでも紙の書籍の方がいいケースはあります。
状況や目的に応じて、紙と電子書籍を使い分けていきましょう。
基本的にはスキマ時間にサクサクと読みたいときは電子書籍。
勉強など時間を使って集中して読みたいものは紙の書籍が向いています。
私も電子書籍でいい場合と、紙でないといけない場合に分けて使い分けています。
長い目で見るとクーポンなどで電子書籍の方が安くそろえることができます。
なので”どちらでもいい”というものは電子書籍で買う方がいいでしょう。
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