紙の本はいらなくなったら売ったり譲ったりできますよね?
では電子書籍で購入した本は、いらなくなったらどうすればいいのでしょうか?
ここでは不要になった電子書籍の作品の扱い方を見ていきます。
- 電子書籍で購入したものって何?
- 不要になってもできないこと
- 電子書籍サイト自体を使わなくなったら?
基本的には電子書籍の作品は放置しておいて構いません。
ただデータが重くなる場合は、再ダウンロードもできるので削除することもできますよ。
電子書籍で買った書籍がいらなくなったらどうする?
電子書籍で読まなくなった本は、どうすればいいのでしょうか?
紙の本のように売ったり譲ったりすることはできません。
紙の本のように管理にはこだわらず、そのまま放置しておいても全く問題ないんですね。
① 電子書籍では何を購入したのか

そもそも紙の本と電子書籍では購入したものが違います。
紙の書籍で購入したのは、その書籍そのもの。
購入した瞬間から自分の所有物となります。
一方で電子書籍で購入したのはダウンロードしたり閲覧できる権利。
本のデータそのものが自分のものになるわけではありません。
つまりもともと自分のものではないので、いらなくなったから捨てるという必要もないんですね。
② そのまま放置して何の問題もない
もともと所有していないのだから、いらなくなったら放置すればいいだけ。
目にうつるのが嫌なら本棚から削除するのも良いでしょう。
もし何年後かにふと読み直したくなったときは、購入履歴から再ダウンロードすればいいだけ。
ダウンロードしたままだと容量の空きがなくなるので、削除するのは良いかもしれません。
ただ購入した権利を手放す必要はどこにもないんですね。
③ アカウントを削除すると購入した権利も消える
電子書籍のアカウントを削除して退会するときは注意が必要です。
その場合は過去に購入した作品が閲覧できなくなるからですね。
別サービスに登録しても、また一から買い直す必要が出てきます。
これは紙の書籍とは違う、電子書籍ならではのやっかいなところ。
サービス終了など運営会社側に責任があるなら対応はしてくれます。
ただユーザー自らの意志で退会するのは、何かよっぽどの理由があるとき。
基本的にはアカウントもそのまま放置していれば問題ありません。
読みたいときにサイトにアクセスして閲覧すればいいだけなので。
- 購入したのは閲覧できる権利
- なので不要だから捨てる必要はない
- 退会したりアカウント削除すると購入履歴が消えるので注意
電子書籍っていらなくなったら売れないから損?
本が売れないなら電子書籍だと損じゃないの?
そう思うかもしれませんが、電子書籍は本にはないメリットがあります。
① 紙がいらなくなったときは売れる

紙がいらなくなったときは売ることができますよね。
ブックオフや古本市場へ行けば1冊10円~200円くらいで引き取ってくれます。
売るのではなく知人や友人など、誰かに譲ることもできますよね。
漫画を500円で購入して、売るときに100円の値がついたら実質400円となります。
では売れない電子書籍の方が損なのでしょうか?
② 電子書籍は売れないけど買う時がお得
電子書籍は確かに、いらなくなっても売ることはできません。
ただ買うときにお得に購入できるタイミングが多いです。
例えばサイトごとに発行されるクーポンで割引ができたり。
あとはまとめ買いで割引になるキャンペーンが開催されるんですね。
クーポンも15%オフとかはよくあり、稀に半額クーポンや50%ポイント還元なども開催されます。
こういったタイミングを活用すれば、売れなくても電子書籍の方が安く書籍を揃えることはできますよ。
③ 倒産リスクがあるから電子書籍は危険?
電子書籍で書籍を購入するときに不安なのは倒産リスク。
サービスが使えなれば、書籍が読めなくなりますよね。
この倒産リスクは紙の書籍にはありません。
過去に倒産したりサービス終了になった電子書籍サイトはあります。
ただそういったサイトは次の3つの対応をしてくれるんですね。
- ポイントで返金
- サービスの移行
- 閲覧のみ継続可能
1つ目はポイントでの返金。
別の電子書籍サイトで使えるポイントとして返金してもらう対応です。
2つ目の方法は引き継ぎ。
他サ―ビスで過去に購入した作品を以前と同じように読むことができます。
3つ目は閲覧のみ利用が可能。
サービスは終了して使えなくなりますが、過去に購入した作品の閲覧だけは継続して利用できるという対応です。
紙の書籍も何年もすれば劣化して読みづらくなりますよね。
電子書籍も同じで何年も使っていると、サービスが終了するリスクはあります。
ただ完全に無駄になるわけではなく、他サービスで閲覧できるようになるなど配慮があります。
- 売れるのは紙の書籍
- ただ電子書籍は買うときにクーポンがある
- 倒産で読めなくなるリスクも低い
- ※電子書籍は金銭的には損することはない
電子書籍でいらなくなってもできないこと
電子書籍で買った本が不要になったからといって、安易にやってはいけないことがあります。
それが他人への譲渡。
① 誰かに売る(アカウントの譲渡)

電子書籍で購入したのは書籍を読む権利です。
書籍を所有したわけではないので、誰かに売ることはできません。
アカウントごと誰かに譲渡するなども不可能です。
電子書籍をスクショして紙に印刷して誰かに渡すといった行為も禁止。
“売る”であっても、”譲る”であっても他人へ渡すことはできないんですね。
ただ共有することであれば、家族間など限られた関係で可能となります。
参考⋙電子書籍は辞めた方がいいケース
② 共有ってどこまでしていいの?
各サービスの規約によりますが、多くのサービスは家族間での共有はOKとしています。
つまり購入した書籍を家族の誰かになら見せてもいいということ。
便利なのはマルチデバイス機能がある電子書籍サービスですね。
これなら購入データなどを同期できるので、家族間の共有がしやすいです。
家族共有のタブレットを1つ作っておくと、誰もが気軽に書籍を読むことができますよ。
- 誰かに譲る
- 紙にして売る
- 家族以外に共有する
電子書籍ではいらなくなったら捨てられない!ただ損ではない
電子書籍はいらなくなっても捨てることができません。
売ることもできないので、紙の書籍と比べてもったいないと思いがち。
ただ実際は場所を取らないので、そのまま放置しても何の問題もないんですね。
金銭面に関しても購入時にクーポンを使えば、紙より安く買うことだってできます。
紙の質感やコレクション目的であれば紙の書籍がおすすめ。
ただ損得でいうと、電子書籍を上手く使えばお得に書籍を揃えることができますよ。
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